メッセージ
『ハバククの重荷』
The Burden of Habakkuk
―2.すべてが収集つかないように思える時―
When Everything Seems Out of Control
川井信雄牧師
ハバクク書1:2~11 (新改訳旧1597ページ、口語訳旧1297ページ)
プログラム
礼拝式ライブ配信
巻頭言
=============================== 「すべてが収拾つかないように思える時」 =============================== ハバククは神に対して二つの訴えを持っていた(ハバクク1:2-4)。いつまで私の祈りを聞いてくれないのか?なぜこの世の悪を眺めるだけなのか?当時、エホヤキム王の治世の下、ユダは社会的に腐敗し、悪が反映し、収拾つかない状態だった。実は、神の沈黙があることは、イスラエルの民が神ではなく、自分たちのために王を立てることを選んだ時から預言されていた(1サム8:18)。また、ハバククが「なぜ私の祈りを聞いてくれないのか」と神に訴えるずっと前から、神は「なぜ私の教えを守らないのか」と民に訴えてきていた(出エジプト16:28)。神はハバククにユダの上に裁きがもたらされると警告した。神は罪人に対して忍耐の限りを尽くすが、神の裁きは一旦決断されたならば素早く訪れる。実際、神の裁きの器だったバビロンの繁栄と衰退は素早く起こった。私たちの人生や世界でも、すべてが収拾つかないように思える時がある。しかし、神は国を興すこともできれば、国を滅ぼすこともできる程にすべてを支配している。私たちが嘆く時にも、神も私たちと共に嘆いている。イエスにあって神との対話を継続しよう。(川井信雄)
今日のお花
