メッセージ
『ハバククの重荷』 The Burden of Habakkuk
―3.困惑が深まるばかりの時 When Distress Becomes Worse
川井信雄牧師
ハバクク書1:12~2:1(新改訳旧1598ページ、口語訳旧1297ページ)
プログラム
礼拝式ライブ配信
巻頭言
=============================== 「困惑が深まるばかりの時」 =============================== ハバククは困惑の中でも、神の目的を確信していた(神がカルデア人を裁きの器として立てた。私たちは神の選民なのだから、死ぬことはない)。しかし、彼の困惑は深まるばかりだった(なぜ神はご自身の民よりも悪であるカルデア人によって裁くのか?)困惑が深まるばかりなのには二つの要因があった(神は全てを支配しているのだから、カルデア人の非人道的な行為も神が行った。バビロンの悪は酷すぎる)。それでも、ハバククは人間的に解決を見出そうとはせず、神の言葉だけが困惑に対する答えになると信じ、夜通し塔で見張る兵士のように、神と民の狭間に立って神の啓示を待った(ハバクク1:12-2:1)。ハバククの困惑はイエスの困惑でクライマックスに達した(マタイ27:46)。なぜ神は、罪のない神の御子を、十字架の死によって裁いたのか?イエスは困惑が深まるばかりの時も、神と人々との狭間に立ち続け、救いの道となった。私たちも、神の教えを知っているからこそ困惑が深まるばかりという経験をすることもあるだろう。そのような時、神と人々の狭間に立ち、神の言葉を待とう。時が来れば、神は私たちに答えてくれる。(川井信雄)
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