メッセージ
『真理と愛のうちに』 In Truth and Love
―1.本当の愛― True Love
ヨハネの手紙第二1~3(新改訳486ページ、口語訳382ページ)
プログラム
礼拝式ライブ配信
巻頭言
=============================== 「本当の愛」 =============================== 使徒ヨハネは、ヨハネの手紙第二の冒頭で、教会の人々に「本当の愛」を記した(2ヨハネ1-3)。この愛は当時一般的に使われていない新しい言葉。神が人々に表し、人々が神や互いに表すクリスチャン愛を示す。それは自分の益を求めたり、互いに惹かれ合ったりする愛と比べて、他人を顧み、他人の益を求める愛。感情の愛ではなく、決断の愛。この愛が自分のうちに現存しないのに、形だけ表す人々が諸教会にいたのだろう、ヨハネは自分の愛は本当(正しい状態)で、真理と愛には密接な関係があると記した。つまり、もし愛が欠乏しているなら、真理(イエスの福音)が欠乏しているし、もし真理に満たされているなら、愛に満たされる。なぜなら、真理の聖霊がイエスにあって人のうちに留まり(ヨハネ14:15-16)、愛の実を結ぶから(ガラテヤ5:22-23)。神の祝福はイエスを通して、教会の交わりの「本当の愛」の中で、豊かに経験できる。真理はあるが愛がないのは偽善、愛はあるが真理がないのは薄められた福音。完全な人はいない、完全な教会もない。しかし、真理と愛のうちに本当の愛をもって共に歩むことを祈りつつ目指したい。(川井信雄)
今日のお花
