メッセージ
『つまずきの石』 Stumbling Blocks
―2.理性的でない感情 Irrational Emotion
マタイの福音書14:1~12(新改訳28ページ、口語訳22ページ)
プログラム
礼拝式ライブ配信
巻頭言
=============================== 「理性的でない感情」 =============================== イエスの奇跡について聞いた時、ヘロデ王は「理性的でない恐れ」に駆られた。イエスがバプテスマのヨハネの甦りだと思った(マタイ14:1-12)。それには理由があった。ヘロデは自分の兄弟ピリポの妻であるヘロデヤと結婚したが、二人の結婚が律法に反する形であったため、ヨハネは二人を激しく非難した。そこでヘロデはヨハネを牢獄に入れたが、ヘロデの誕生会に妻へロディアが娘にヨハネの首をくれと言わせ、ヘロデも断れずに許可した。理性的でない恐れに駆られた時、ヘロデはどうすればよかったか?実はヘロデは恐れの中でもイエスに会いたいと願っていた(ルカ9:9)。もしヘロデが心を開いてイエスを救い主と信じていたら、どうなっていたことか。聖書に記されている、理性的でない感情が信仰のつまずきの石となる他の例からも学べる。私たちが理性的でない感情に駆られる時も、神はその感情ごと包み、私たちの悔い改めを通して信仰へ導いてくれる。感情をなくすのではなく、神に心を開き、神の真理に基づいた理性と神への信頼によって感情を方向付けよう。聖霊が神の真理に基づいた理性を形作ってくれる(ヨハネ16:13)。(川井信雄)
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