2020年08月30日主日礼拝式メッセージ

メッセージ

『神の国の画期的な価値観』 The Revolutionary Values of the Kingdom of God
-5.『地位について』   
”On Status” 川井信雄牧師
マタイの福音書20:17~ 28

 

プログラム

 

巻頭言

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『地位についての神の国の価値観』
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ヨハネとヤコブの母親は神の国での特別な地位を息子たちに得ようとした(マタイ20:17-19)。その他の10人の弟子たちも同じように地位への欲があったのだろう、ヨハネとヤコブに憤った。地位そのものは悪ではない(23)。地位を何のために、どのように用いるかが重要だ。そのため、イエスは、この世の支配者たちは人々に横柄に振るまい、権力をふるうが、「あなたがたの間では、そうであってはなりません」と弟子たちに伝えた。そして、ご自身の十字架と復活、昇天の後、教会のリーダーとして宣教する12弟子たちに「仕えられるのではなく仕える」という神の国の価値観を教えた(26-27)。イエスは人々の罪の贖いとして十字架の死に至るまで仕えて下さった(28;ピリピ2:6-8)。だから、イエスと同じように人々に仕えるよう招かれている。私たちの社会のどの領域でも、上の地位にある人が下の地位にある人々に対して権力をふるう傾向がある。神の国は「仕えられるのではなく仕える」を価値とする。イエスの十字架に感謝して、イエスのように、家庭や仕事場、教会や地域などで人々に仕える者として歩みたい。(川井信雄)

 

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